ゆきねぇのひとりごと

「身勝手」と「わがまま」ー許せる事と許してはいけない事ー

「身勝手」と「わがまま」

辞書でこのふたつの言葉を調べると
「身勝手」=他人の事を考えず、自分の都合・利益だけを考えて行動すること。わがまま。自分勝手。
「わがまま」=自分の都合を中心に物事を考え行動する様。他人の都合を顧みないさま。

一見、ほぼ同じようですが、
実際、この2つの言葉には大きな差があると私は考えます。

「身勝手」とは大人に使われる表現です。
「身勝手な大人」とは言いますが、
「身勝手な子供」とは、あまり聞かないですよね。

「身勝手」は自己本位の考えでことを進め、
自分の利益になるのならば、
他人に迷惑がかかっても平気な人やそのような行動の事です。
時には、金銭的被害が生じたり、会社の名誉を傷つけたり
罪に問われることもあるでしょう。

「一人の営業マンの身勝手な行動で、会社の名誉を傷つけることになってしまった。」
「自分の用事で団体旅行の集合時間に遅刻するなんて、身勝手極まりない。」
大変な事態が予測されます。

一方、「わがまま」とは自己中心的なこと。
わがままは、自分の思い通りにふるまう事で、
自分のやりたい事我慢せず意思表示することです。
そして、時に「わがまま」という言葉は
悪くない意味で使われることもあります。

「私の妻はわがままですが、そこも可愛く感じる事があるんです。」

などが、それに値すると思います。
また、「わがまま」という言葉は子供に対してよく使われます。

「うちの子は一人っ子だから、わがままに育ってしまった。」

ニュアンスは違う2つの例文ですが、
どちらも「わがまま」の使い方としては正しく、
そこに「責任を取る」という感覚はあまり存在しません。

どこにおいても、そこに複数の人が存在する時は、
「わがまま」は許しても
「身勝手」は絶対に許してはいけません。

家庭でも、会社でも、友達でも、その他のいかなるコミュニティでもです。

「わがままはある程度引き受けるが、身勝手は絶対に許さない」

この基準をもって、人と真摯に向き合い続ける事が
私の心がけです。

難しいかもしれませんが、
会社の上司や目上の先輩方に対しては特に
実行する努力をしています。

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